その他カスタマイズ

ここでは、設定画面ではできない aeroTAP (エアロタップ) タッチレスインターフェイスの機能のカスタマイズの種類と方法について説明します。
これらの機能のカスタマイズには、レジストリ設定を行います。

現在、以下の機能のカスタマイズが可能です。こちらのリンクから aeroREG.zip ファイルをダウンロードして展開してください。



近傍追跡モードおよびハイブリッドモード時に近傍クリックを無視する (仮想カーソルの表示のみ)

次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_NEAREST_NOCLICK_ON.reg

元に戻す場合、次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_NEAREST_NOCLICK_OFF.reg


仮想ボタンを大きく表示する

次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_VBMODE_BIG.reg

元に戻す場合、次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_VBMODE_BIG_OFF.reg


停止してすぐに仮想ボタンを表示する(停止して待つ時間を0にする)

次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_VBMODE_ON.reg

元に戻す場合、次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_VBMODE_OFF.reg

仮想カーソルを常に表示

次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_SHOW_CURSOR_ALWAYS_ON.reg

元に戻す場合、次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_SHOW_CURSOR_ALWAYS_OFF.reg


近傍時にガイダンス画像を表示 ( ガイダンス表示オプションはオフに設定したまま )

次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_SHOW_GUIDANCEF_FOR_NEAREST_ON.reg

元に戻す場合、次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_SHOW_GUIDANCEF_FOR_NEAREST_OFF.reg


*ガイダンス表示スタイルは、「UIのカスタマイズ設定」で行えます。


タッチレス領域の制限

画面の一部分のみをタッチレス領域として指定するには、コマンドライン パラメーターを利用してください。

例えば、大きなウォールディスプレイ(壁全体をディスプレイにしたもの)で、その一部分(オペレーターの前)のみをタッチレス領域として操作可能にする場合に有効です。


ガイダンス画像の再表示までの時間(デフォルト10秒) 

ガイダンス画像の表示を有効にすると、カメラの前のオペレーターを検出すると、表示し、オペレーターが操作を開始すると消え、操作を終了すると10秒後にガイダンスを再表示します。

この再表示まで時間を下記のレジストリ値を変更することで、調整することが可能です。

次のレジストリファイルを編集して適用してください。

aerotap_GUIDANCE_COUNTDOWN.reg

指定する値は、秒です。例: 値 180 は、3分となります。

また、値0を設定すると、次のような流れになります。

1.オペレーターを検出して、ガイダンスを表示する。

2. 操作を始めると、消える。

3. 操作を終了しても、表示しない。

4. 一旦オペレーターが居なくなり、再度オペレーターを検出すると、ガイダンスを表示( #1に戻る )


フィードバック画面の大きさを大きくする

フィードバック画面の大きさをカスタム設定するには、次の、レジストリファイルを編集して、適用してください。

aerotap_FEEDBACK_SIZE.reg

値 FeedbackWith に幅(ピクセル) の値を16進数で指定します。縦の大きさは、自動計算されます。


正しい深度データが得られない場合の深度マスクの設定

カメラの設置環境によっては、その背景の照明で白飛びしたり、特殊なテクスチャのために深度データが正しく得られない場合があります。症状は、[aeroTAP カメラ]設定画面の深度マップ画像で、遠くにある照明が近くにあるように(赤い色で)表示されることで確認できます。その他、特殊な模様の壁の一部が近くにあるように表示される場合です。

これらの症状は深度マスクデータを生成し、マスクすることで解決できます。次の手順でマスク画像を生成してください。

この機能を無効にするには、OFF用のレジストリ を適用してください。


手のひら追跡が終わったら常にカーソルを(0,0)に移動

アプリケーションによっては、カーソル位置を常に監視して動作するものがあります。aeroTAP では、手のひら追跡が終わると、制御していたカーソルは、手のひら追跡終了時の位置に残ります。これによりアプリケーション側が反応して意図しない動きを回避するには、カーソルを画面右上(0,0)に移動させる設定に変更します。

次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_NoPalmHideCursor_ON.reg

元に戻す場合、次のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_NoPalmHideCursor_OFF.reg

仮想ボタンの表示エフェクトをシンプルにする

仮想ボタン、仮想スクロールバーの表示をエフェクトなしでシンプルな表示にするには、下記のレジストリ設定を適用してください。
aerotap_VB_EFFECT_OFF.reg
エフェクトをONに戻すには、下記のレジストリ設定を適用してください。
aerotap_VB_EFFECT_ON.reg

マルチモニター環境でのモニターの切り替えを無効にする

マルチモニター環境で、操作モニターを固定したい場合、モニターの切り替えを無効にしたい場合は、以下のレジストリを適用してください。

aerotap_NoMonitorChange_ON.reg  ( NoMonitorChange 値 =1 )

モニターの切り替えを有効に戻すには、下記のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_NoMonitorChange_OFF.reg ( NoMonitorChange 値 =0 )

補足: 起動パラメーター /x /y を指定すると、モニターの切り替えを禁止します。モニター切り替えを有効にするには、値 2 を指定してください。


VT モードでの[一旦引いてください]警告メッセージを表示しない

VT モードで、指先をタッチ面に位置したままにすると、表示する警告メッセージを表示しないようにするには、以下のレジストリを適用してください。

aerotap_VT_WARNING_OFF.reg

警告メッセージを有効に戻すには、下記のレジストリ設定を適用してください。

aerotap_VT_WARNING_ON.reg

*VTモード:仮想タッチパネルモード

USB2.0接続時にFPSを上げるためにMJPEGモードを利用する

USB2.0接続時にVGA以上の解像度で利用する場合、USBのバス幅の制限によりFPSは20程度に落ちてしまいます。CPUに余裕のある環境では、以下のレジストリを適用してMJPEGモードを有効にすることでFPSが向上し、追跡性能が良くなります。

aeroTAP_EnableMJPEG_ON.reg

モードを元に戻すには、以下のレジストリ設定を適用してください。

aeroTAP_EnableMJPEG_OFF.reg


仮想ボタンの表示が消えるまでの時間を調整する

仮想カーソルを停止して、仮想ボタンが表示され、消えるまでの時間は通常 600ms 程度ですが、消えるまでの時間を長くする場合には以下のレジストリを適用することで長くできます。値 2 を設定すると、2倍 = 600x2 ms となります。

aeroTAP_ShowVirtualButtonLong_X2.reg

元に戻すには、以下のレジストリ設定を適用してください。

aeroTAP_ShowVirtualButtonLongOFF.reg


カメラFPSをカスタム調整する

組み込みなどCPUリソースの制限された環境で最適化するために、カメラFPSを調整することができます。aeroTAP evo [全般] 設定画面にあるFPSで[カスタム]を選択して、以下のレジストリファイルを編集して値を設定し、適用することで任意のFPSを設定することができます。

aeroTAP_FPS.reg


aeroTAP evo のログを生成する

aeroTAP evoのログ _aerotap.log ファイルには、aeroTAP evo の起動と終了、およびカメラの起動、エラー/再開の情報が記録されます。カメラ接続問題、USBケ-ブル不良などを確認する場合に利用できます。

以下のレジストリファイル適用することでログ生成が有効になります。

aeroTAP_EnableLog_ON.reg

元に戻すには、以下のレジストリ設定を適用してください。

aeroTAP_EnableLog_OFF.reg

SIMD(並列処理)を無効化する

aeroTAP evo は、可能な範囲、CPUバランスを計らいながらSIMDを組み込んでいます。利用するCPUによって aeroTAP evo が起動できない場合は、SIMDを無効化して再起動してください。

以下のレジストリファイル適用することでSIMDの有効/無効の切り替えが可能です。

aeroTAP_EnableSIMD_ON.reg

元に戻すには、以下のレジストリ設定を適用してください。

aeroTAP_EnableSIMD_OFF.reg