aeroMode.iniの設置 (アプリケーション毎のクリックアクション設定)

aeroTAP [機能設定]画面の[クリックアクションの認識]では、クリックなどのアクションをどのように認識させるかを設定します。

さらに、アプリケーション毎にこの設定を定義したり、同じ画面の特別な領域では、クリックではなく指定したアクションを実行したりするには、 aeroMode.ini 設定を利用することができます。




ヒント: aeroMode.ini が定義されていない場合、[機能設定]画面の設定で動作します。

重要: aeroMode.ini の機能は、aeroTAP 3D USBカメラを利用している場合のみ有効です。


aeroMode.ini の設置場所

aeroMode.ini は、 C:\ProgramData\aeroTAP フォルダー、または aeroTAP.exe と同じフォルダーに設定します。

注意: C:\ProgramData\aeroTAP フォルダーが優先されます。

aeroMode.ini の設定方法

aeroMode.ini を設置することで、アプリケーション毎に違ったクリックモードとアクションを定義することができます。

記述書式

[アプリケーション名:{キャプション名]]
(Left,Top)-(Right,Bottom)
モード番号,アクション番号

ヒント: [アプリケーション実行ファイル名]に関しての補足は、[仮想ボタン設定のアプリケーション名]を参照してください。
補足: キャプション名は、省略可能です。アプリケーションの特定の画面でのみ有効にする場合に指定します。
補足
: 領域指定は、省略可能です。アプリケーションの特定の領域でのみクリックアクションを指定する場合に設定します。領域は、(0,0)-(320,240)の座標で指定します。
補足: アクション番号は、省略可能です。デフォルトは、クリックアクションです。
補足: アクション番号は、KeyActionList.exe を参照してください。
例: Google Earthでは、[握ってクリック]。chromeでは、[スマートクリック]に切り替わる設定。
[GoogleEarth.exe]
3
[chrome.exe]
2

特定のウィンドウでの特別な選択時のアクション

キャプション名を指定することで、特定のウィンドウでのみアクションを指定することができます。
例: ChromeのGoogle Earth画面では、握ってクリックすると、ダブルクリックを実行する設定

[Chrome.exe:Google Earth]
3,113

特定の領域でのクリック時のアクション


例: Chromeをフル画面表示して、画面左側でクリックすると、右クリックを実行、画面の左上部をクリックするとダブルクリックする設定

[Chrome.exe]
(0,0)-(240,240)
3,112
[Chrome.exe]
(140,0)-(240,120)
3,113

重要: 特定の領域を指定した場合、クリックアクションの認識は、一番最初に指定した認識アクションが利用されます。
[Chrome.exe]
(0,0)-(240,240)
3,112
[Chrome.exe]
(140,0)-(240,120)
1,113


クリック モード一覧

モード番号    説明
0  

なし

カーソル移動のみを行う場合には、この値を設定します。
オペレーターは、クリックなどのアクションができません。

1   停止してクリック

手の移動を [停止検出時間]で指定した時間の間停止すると、クリックアクションが発生します。
任意の位置で停止するとクリックされます。
2   スマートクリック

クリック可能な位置で、手の移動を [停止検出時間]で指定した時間の間停止すると、クリックアクションが発生します。
クリック可能な位置を検出すると仮想カーソルの色がグレーから赤色に変化します。
3   握ってクリック

任意の位置で、仮想カーソルを停止し、手を握るとクリックアクションが発生します。
4   ドラッグ アンド ドロップ

任意の位置で仮想カーソルを停止し、手を握ると、ドラッグが開始され、開くと解除されます。
同じ位置ですぐに手を開くと、クリックアクションになります。ドラッグモードになると仮想カーソルの色が青色に変化します。
また、このモードで動作していると、カメラフィードバック画面内のカーソルの色が「緑色」で表示されます。

片手でのズームイン/ズームアウトは、握ったままカメラに向かって手を前後に移動することで行えます。
5   押してクリック

任意の位置で、仮想カーソルを停止し、手を10cm程度前に押し出すとクリックアクションが発生します。
注意: この機能は、aeroTAP 3D USBカメラ利用時のみ選択可能です。