Smartセンサー

3D x AI 技術を使ったセンサー

3D x AI aeroTAP Smart センサー

aeroTAP Smart センサーは、ステレオビジョン3Dセンサーを使った 3DとAIによる融合技術で「人物姿勢認識」、「人物の頭部3D移動追跡」、「空間センサー」、「仮想ゲート」、「仮想ケージ」機能を提供するセンサーです。


深度画像を学習したAIにより、人物の姿勢、体の部位を判別します。3Dセンサー技術は、空間を常に3D解析することで、人物の移動や動きを3D空間で認識します。2Dカメラではできない「距離情報」を常に判別していることになります。

いわるゆる RGB AIカメラとの違い:

深度画像を使うため、プライバシーへの配慮
個人を特定したり、服装や顔などを特定しない深度画像を使います。公共施設内、トイレや更衣室でも利用可能です。

3D空間での位置関係の把握、確実な判断が可能
例えば、危険なエリアへの侵入もカメラに被写体が写っているだけで判定するのではなく、その場所にどれくらいの距離にあるかを判断し、本当に危険かどうかを区別します。無駄な誤報を軽減できます。


主な特徴:

小さな軽量なセンサーで、簡単に移動、設置が可能
複数のセンサーをネットワークを介して管理可能
既存のシステムとの連携が可能(カスタム対応可能

)

PDF aeroTAP Smartセンサー カタログ (日本語 PDF)

Smartセンサーの機能

3D x AI技術により以下の機能が利用できます。

■ AIによる人物姿勢検出
倒れている、かがんでいるなどの不審、または異常な姿勢を検出します。

■ AIによる人物部位検出
頭や手の位置を検出します。例えば、頭の位置を3D空間で追跡することで、転倒の瞬間をとらえることが可能です。人物の行動を3D空間で可視化できます。
また、空間内の人物数や大きさ(身長など)を計測することで、狭い空間での混雑度を警告できます。

■ 仮想ゲート
空間内に仮想ゲートを設定して、そこを通過する人の数をカウントできます。人物の身長なども同時に計測できます。

■ 空間センサー
空間センサーを設定することで、その空間に何かが入ったことを検出します。例えば、ベッドの周りに設置することで、起き上がりや、離床、ベットからの転倒を検出できます。
空間センサーは、またインターフェイスとしても利用できます。空間センサーを反応させることで「呼び出し」、「操作」などと連携が可能です。

■ 仮想ケージ
特定の空間にあるべき「物」や「人」がなくなったり、「不審物」や「忘れ物」を検知できます。

Smartリテール システムでの利用

棚前行動分析

Smart センサーを使って集めた情報を分析することで、顧客の商品棚前での行動を可視化できます。3D空間での顧客の動線を収集したり、仮想ゲート機能で、顧客の入ってくる方向と人数、空間センサー機能でどの商品棚に手を伸ばしたか、どの商品棚でどれくらい滞留していかなどを詳しく理解することが可能です。
また、顧客がどのような経路で商品に興味を持ち、どの段階で購入を決意するのかなどについても分析できます。顧客行動が可視化できると、より買いやすいレイアウトにしたり、顧客のニーズを把握したりすることが可能です。また、動線分析により接客業務を改善することで、顧客満足度の向上も期待できます。

人物姿勢検出機能により、不審な姿勢、危険な姿勢の顧客を見つけることも可能です。

商品棚アクセス カウント
滞在時間
人物追跡、移動軌跡と身長(3D追跡)
危険/管理空間への不正侵入検知、トイレなどでの閉じ込め検知
入出カウント、通過人数カウント
不信な姿勢、転倒検知

売り上げの向上、顧客満足度の向上、安全性の向上に貢献します。

Smart ファクトリ システムでの利用

ワークスペース行動分析

Smart センサーを使って集めた情報を分析することで、作業員の行動を可視化できます。どのように移動しているか、姿勢で作業しているかを分析することで、作業効率や安全性を高めるためにワークスペースのレイアウトを最適化できます。また、空間センサー機能により、危険なエリアに入っていないか、作業ロボットとの安全性が確保されているかなどを監視することができます。

障害物物体検出、作業機器やAGVの通路に物や人物が居ることを検出/通知
空間内に設定した仮想ゲートを通過(イン/アウト)する人物の人数をカウント
施設内で人が倒れていることを検知/通知
人数カウント(空間内の現在の人数、および仮想ゲートによる通行人数カウント)
空間センサーを使った各種装置の非接触操作
3D空間での作業員の行動追跡と最適化のためのデータ収集


安全性の向上、生産性の向上、品質向上に貢献します。

Smart ケア システムでの利用

介護見守りと介護者行動分析

Smart Sensorを使って集めた情報を分析することで、被介護者の行動だけでなく、介護者の行動を可視化できます。どのように移動しているか、どんな姿勢で作業しているかを分析することで、作業効率や安全性を高めるために介護環境のレイアウトを最適化できます。

空間センサー機能により、被介護者の離床や室への出入り、トイレでの閉じ込めなどをリアルタイムに検出できます。また、危険なエリアに入っていないか、転倒していないかなどアラート事象を確実に検出します。
転倒した瞬間を検出することができます。

離床センサー機能
徘徊センサー機能
通路、施設内での転倒状態 (倒れている、うずくまっている…)
ベットでの姿勢 (寝ている、起きている、座っている…)
トイレでの転倒姿勢
空間センサーを使って、被介護者が呼び出し
その他、人物カウントや介護者/被介護者の行動追跡

安心で安全な介護、人手不足の解消に貢献します。

>> Smartケア サービスの詳細を見る

その他


エレベーター内、待合室の混雑

エレベータ内などの特別な空間の人混みをカウントします。プライバシーに配慮しているため、公共の場所での利用に向いています。
公共空間での不審物や忘れ物の検知も可能です。

動線ヒートマップの作成

特定の空間での人の動線ヒートマップを作成します。プライバシーに配慮しているため、公共の場所での利用に向いています。

不審人物の検出

特定の空間での不審な行動をしている人物の検出。セキュリティ目的でRGB画像も利用できます。

安心で安全な社会環境の構築に貢献します。


想定される利用シーン


様々な場面でシーンで利用可能です。

介護施設
離床、徘徊、転倒などの見守りだけでなく、被介護者・介護スタッフの行動分析を行うことで、作業効率化が図れます。
医療施設
離床、ベッドでの患者の行動や転落を見守ることができます。


医療施設
離床、ベッドでの患者の行動や転落を見守ることができます。.
個人介護
インターネットを介し、離れた家族をプライバシーに配慮しながら見守ることができます。

工場施設
作業員の行動分析、安全確認、危険な場所への立ち入り検出が行えます。
商業施設
人流の行動分析、3Dヒートマップを作成したり、お客様の行動を分析し、安全確認が可能になります。個々の店舗では、商品棚前行動分析など販売計画に必要な情報取得の支援を行います。

ゲーム/エンターテインメント
空中センサーは人物トラッキングを利用した、インタ-ラクティブ デジタルコンテンツの開発が可能です。
商業施設
人流の行動分析、3Dヒートマップを作成したり、お客様の行動を分析し、安全確認が可能になります。個々の店舗では、商品棚前行動分析など販売計画に必要な情報取得の支援を行います。

Smart センサーシステム構成例

Smart センサーボックス          
大きさ : 140mm x 95mm x 90mm
電源: 5V
通信: WiFiまたはLAN
重量: 約260g
検出範囲: 3m x 3m x 3m
利用用途の応じて、様々なシステム構成が可能です。

TypeA:
3Dカメラから直接管理PCに接続(最大2台)

Type B:
スマートセンサーからLAN/Wifiで接続(複数台)