aeroTAP (エアロタップ)とは
aeroTAP (エアロタップ)とは、「タッチレスインターフェイス」( aeroTAP evo ) と 「 3Dセンサー」( aeroTAP 3D カメラ ) を総称したプロジェクトの呼び名です。 aeroTAP タッチレスインターフェイスは、これまでにない、触らないでコンピュータを操作するためのインターフェイス用にデザインされた入力インターフェイス システムです。
aeroTAP カメラは、ステレオビジョン方式の 3Dセンサーで、多くの新しい技術分野での利用が期待され、弊社ではそれらの用途への利用をサポートします。
aeroTAP (エアロタップ) タッチレスインターフェイス デザイン コンセプト
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最小限のリソース消費
aeroTAP (エアロタップ)は、人と情報端末のインターフェイスを提供します。インターフェイスは、あくまで脇役で、主役はコンテンツ(アプリケーション)です。脇役としてコンピューターのCPUをはじめとするリソースの消費を最小限で、かつ効果的な性能を発揮できるようデザインしています。また、コンテンツの種類に応じた、ユーザーの直感的なタッチレス操作を可能にします。
「Make it touchless with aeroTAP... 」
タッチレス操作のために専用のアプリケーションを開発することなく、既存の使い慣れたアプリケーションをそのままタッチレスに移行できます。開発は一切不要です。タッチパネル機能のないモニターでも、タッチパネル用アプリをタッチレス操作できます。
最近計測したCPU消費は、数年前よりも減少しつつ、かつ性能が上がっています。Intel Core i3 CPUで5%から10% 、Intel i7 CPUでは、5%以下となっています。アイドル状態では、さらにIntel i3で5%程度。スティック PCやタブレットPCでも利用できます。
シンプルな操作とジェスチャ定義
アプリケーションをよりシンプルで直感的に操作するためのインターフェイスアシスタント機能 を提供します。
■ サイドイン ジェスチャ 画面の上でのシンプルなジェスチャを使って、アプリケーションの終了や切り替え、特定のアプリの起動など自由に設定が可能です。
■ 仮想ボタン 画面の上に仮想ボタンを表示させ、特定のアクションを行うことで、より簡単にコンテンツ操作できます。
■ 仮想スクロールバー 画面の上に仮想スクロールバーを表示させ、スクロールや拡大縮小などの アクションを片手で操作できます。
■ 手のひらジェスチャ では、回転、フリップ、およびタップアンドドロップを使うことで片手だけでの操作を可能にします。
既存のコンテンツ、別途開発したコテンツのタッチレス化
■ HTML/JavaScripなどブラウザベースのアプリのタッチレス化
■ Unity で開発した3Dコンテンツのタッチレス操作
■ タッチパネル用アプリのタッチレス化
■ その他、既存のアプリのタッチレ化と、簡単操作化
>> デモのお問い合わせ
aeroTAP (エアロタップ) タッチレスインターフェイス利用ターゲット
触らずに、離れたままでのコンピューター操作が必要な環境に aeroTAPは最適です。
■ 先端医療現場 では、デジタル情報が活用され、情報の共有が重要になります。外科手術室のコンピューターを術者が直接アクセスすることを可能にします。
>> 医療現場での実例を見る
■ 工場やプラント では、作業者が汚れた手袋のままコンピューターアクセスしたり、コンピュータースペースを無くしたい(モニターのみ)することが可能です。
■ デジタルサイネージ、Kiosk端末 、ベンディングマシン では、公共の場所で多くの人がアクセスする端末を、クリーンに保つには、タッチレスインターフェイスが必要になります。
>> デジタルサイネージでの実例を見る
■ デジタルサイネージ では、ミラーディスプレイ、ホログラムなど最新の技術を使った出力方法を採用し、タッチレスでそれらをインタラクティブにすることを可能にします。
>> デジタルサイネージでの実例を見る
■ 自動ドア、セキュリティドア をタッチレスで操作して、秘密裏に開閉することを可能にします。
■ aeroTAP 手のひらトラッキングエンジン を実装することで、新しいスマートデバイスを開発することを可能にします。
>> タッチレス化製品開発のお問い合わせ
■ aeroTAP を使ったタッチレス コンテンツの開発 も承っています。
aeroTAP 3D USB カメラ (ステレオ ビジョン方式 3Dセンサー )
ステレオビジョン方式の 3D センサーでは、深度計算、カラー画像と深度画像との同期とマッピング処理がモジュール内蔵の IC チップで処理されるため、CPU への負担がなく、シンプルな機構で構成できます。USB 2.0/3.0 パスパワーで接続が可能です。複数のセンサーを同時に接続することが可能です。
aeroTAP 3D USB カメラのステレオビジョン方式では、左右2つのカメラが完全に同期して撮像が行われ、深度マップを計算します。結果、深度画像とカラー画像も完全に同期し、深度画像とカラー画像のマッピング結果が得られます。
aeroTAP 3D USB カメラ 日本語版カタログ
応用例 - 深度画像によるオブジェクト追跡
aeroTAP 3D USB カメラ ライブラリ(Windows OS) を提供します。USB 2.0 で利用でき、かつ深度画像640x480を 30 FPS で出力可能 2.5m以内にあるオブジェクトの矩形と重心位置(x,y,z)、および先端位置(x,y,z)を 60FPS でリアルタイムで計測できます。
50cm以内のオブジェクトは、さらに詳細な矩形と重心位置(x,y,z)および先端位置(x,y,z)を 60FPS リアルタイムで計測できます。
応用例 - 3D点群処理
aeroTAP 3D USB カメラからのカラー画像と、深度画像を取り込み、3D点群処理が簡単に行えます。 直接入手した深度画像からノイズを除去し 3D 表示
開発環境について
既存のアプリケーションをタッチレス化するには、aeroTAP evo (無料)を使えば、変更することなくタッチレス操作が可能になります。
aeroTAP 3D カメラを使った独自アプリケーションの開発は、aeroTAP SDK(無料) をご利用ください。
OpenNI2 互換のアプリケーションには、aeroTAP OpenNI2ドライバ(無料) をご利用ください。
アバターなどスケルトントラッキングには、NuiTrack for aeroTAP(エアロタップ) をご利用ください。
Linux( Ubuntu, Raspberry Pi2/3 )では、Linux SDK をご利用ください。
>> 開発環境について