aeroTAP (エアロタップ)とは
aeroTAP (エアロタップ)とは、「タッチレスインターフェイス」( aeroTAP evo ) と 「 3Dセンサー」( aeroTAP 3D USB カメラ ) を総称したプロジェクトの呼び名です。 aeroTAP evo タッチレスインターフェイスは、これまでにない、触らないでコンピューターを操作するためのインターフェイス用にデザインされた入力インターフェイス システムです。
aeroTAP は、「離れたままの操作 」、「近くで操作 」、「空中映像の3D操作 」など多様なタッチレスインターフェイスの用途に対応します。
aeroTAP 3D USB カメラは、ステレオビジョン方式の 3Dセンサーで、多くの新しい技術分野での利用が期待され、弊社ではそれらの用途への利用をサポートします。
aeroTAP (エアロタップ) evo タッチレス ソリューション
aeroTAP evo では、様々な利用用途や状況に合わせたタッチレスが可能です。
■ 手のひらトラッキング モード
カメラから離れた位置からの手のひらタッチレス操作 が可能です。
■ 近傍追跡モード
比較的近い位置で、手のひらに関係なく操作する場合に適しています。
■ 仮想タッチスクリーンモード ( VT Mode )
タッチスクリーンと同じ操作 で、指先で非接触で操作したい場合に適しています。
■ aeroTAP evo API
ご自身のコンテンツに簡単にタッチレス機能を実装できます。
■ その他、サイネージでの手のひら検出を使った簡単操作
カスタムコンテンツの開発を行います。
aeroTAP (エアロタップ) evo タッチレスインターフェイス デザイン コンセプト
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最小限のリソース消費
aeroTAP (エアロタップ) evo は、人と情報端末のインターフェイスを提供します。インターフェイスは、あくまで脇役で、主役はコンテンツ(アプリケーション)です。脇役としてコンピューターのCPUをはじめとするリソースの消費を最小限で、かつ効果的な性能を発揮できるようデザインしています。また、コンテンツの種類に応じた、ユーザーの直感的なタッチレス操作を可能にします。
「Make it touchless with aeroTAP... 」
タッチレス操作のために専用のアプリケーションを開発することなく、既存の使い慣れたアプリケーションをそのままタッチレスに移行できます。開発は一切不要です。タッチスクリーン機能のないモニターでも、タッチスクリーン用アプリをタッチレス操作できます。
最近計測したCPU消費は、数年前よりも減少しつつ、かつ性能が上がっています。Intel Core i3 CPUで4%から12% 、Intel i7 CPUでは、3%以下となっています。USB2.0搭載のスティック PCやタブレットPCでも利用できます。
シンプルな操作とジェスチャ定義
アプリケーションをシンプルで直感的に操作するためのインターフェイスアシスタント機能 を提供します。
■ サイドイン ジェスチャ 画面の上でのシンプルなジェスチャを使って、アプリケーションの終了や切り替え、特定のアプリの起動など自由に設定が可能です。
■ 仮想ボタン 画面の上に仮想ボタンを表示させ、特定のアクションを行うことで、より簡単にコンテンツ操作できます。
■ 仮想スクロールバー 画面の上に仮想スクロールバーを表示させ、スクロールや拡大縮小などの アクションを片手で操作できます。
■ 手のひらジェスチャ では、回転、フリップ、およびタップアンドドロップを使うことで片手だけでの操作を可能にします。
既存のコンテンツ、別途開発したコテンツのタッチレス化
■ HTML/JavaScripなどブラウザベースのアプリのタッチレス化
■ Unity で開発した3Dコンテンツのタッチレス操作
■ タッチスクリーン用アプリのタッチレス化
■ その他、既存のアプリのタッチレ化と、簡単操作化
他の方式との違い FAQ
■ 低CPU消費
他社3Dセンサーを使って同じようなことを行うとCPU消費は40%またはそれ以上になってしまい、アプリケーションへCPUを開放できなくなります。
aeroTAP evoでは、手のひらトラッキング画像処理、3D処理を実行しながらCPU消費を4%(アイドル時)-15%(最大時)に抑えています。*Intel Core i3の場合
■ 既存のシステムをタッチレス化
多くの非接触ソリューションは、専用のコンテンツ(アプリケーション)と共に開発されて提供されています。時にはハードウェアも高性能なものに限定されているのが現状です。コンテンツは、aeroTAP evoを使えばご自身で開発してそれをそのままタッチレス化することができます。
aeroTAP evoでは、Intel ATOM CPU, USB2.0があれば稼働できます。
■ USB2.0で接続可能
他社3Dセンサーで、USB2.0バスパワーのみで稼働可能なセンサーは恐らくないと思います。aeroTAP evoでは高性能PCは必要ありません。
■ 様々な利用用途に対応可能
aeroTAP evo アシスタンス機能を使えば、あらゆるコンテンツを片手で操作できます。
■ 手のひらトラッキング/仮想タッチスクリーン モードに対応
「タッチレス 」と呼ばれる機能には、体や手を使った「ジェスチャ操作 」と、ボタンやタッチスクリーンを非接触で行う「非接触操作 」の2つの方式があります。「aeroTAP evo 」は、両方の機能を提供することができます。
デモのお問い合わせ
aeroTAP evo 手のひらトラッキング モード
aeroTAP evo 「手のひらトラッキング モード]では、画像認識と距離情報により高速な手のひらトラッキングを実現しています。これにより最小限のCPU負荷でタッチレスを可能にしています。
■ 各種クリックアクション
例えば、「握ってクリック」、「押してクリック」、「停止してクリック」などコンテンツに合わせたクリックアクションが可能です。
■ 幅広い操作レンジ
ズーム機能を合わせると、50cmから2.5Mの距離の範囲でのタッチレス操作が可能です。
■ 開発が不要/簡単設定
カメラを接続して、aeroTAP evoを起動するだけで、タッチレス操作が可能になります。ッキャリブレーションなどの作業は不要です。
■ 豊富なアシスタンス機能
仮想ボタン、仮想スクリールバーなど様々なカスタマイズが任意のアプリで可能です。結果的に、片手のみであらゆるコンテンツの操作が可能になります。
利用用途: 科学館、博物館、資料展示コンピュータのタッチレス化、プレゼンテーション、医療現場
aeroTAP evo 仮想タッチスクリーン モード (VT Mode)
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aeroTAP evo では、仮想タッチスクリーンを3D空間内に設定することができます。
3D空間内に仮想タッチスクリーンを設定することで、タッチレス(非接触)によるタッチスクリーン操作が可能になります。タッチ面の設定だけでなく、ホバー面を任意に設定できるため、コンテンツや画面の大きさに合わせた最適な"タッチレス" タッチスクリーンを設定することができます。
仮想タッチスクリーンでのアクションは、タッチイベント、またはマウスイベントで実行することができます。
また、aeroTAP evo のすべての機能 (アシスタンス機能 )が有効で、既存のシステムを変更することなく指先で操作することが可能になります。
* 本機能は、組み込み製品向けの機能です。
他の技術との比較ポイント
■ CPU消費が少ない、USB2.0/3.0対応(ハイスペックPCは不要)
■ 現在のコンテンツをそのままタッチレス化(開発が不要)
■ マウスイベント、タッチイベントに対応
■ 任意の場所にカメラを設置可能
■ 人感機能により、オペレータの有無を検出し、適切な操作画面の表示が可能
■ aeroTAP evo 入力アシスタンス機能(仮想ボタン類)が利用可能
ホバー面を任意に設定することが可能
注目 : 他の方式では、ホバー面が設定できない、または固定。
■ はじめての人でも使い易い
注目 : 下からポイントしたり、横からポイントしても目的の位置で反応するため、誤動作が他の方式より少ない。赤外線方式、静電方式では、垂直にポイントしなければならない。
システム要件
■ Windows 7, Windows 10/11 (32/64Bit) *タッチイベントはWindows 10以降のみ
■ aeroTAP 3D USB G2 カメラ
■ aeroTAP 3D USB カメラ(WVGA対応版)
■ aeroTAP 3D USB GS カメラ
設定可能な仮想タッチスクリーンの大きさ(目安)
■ aeroTAP 3D USB カメラ, aeroTAP 3D USB G2 カメラ
7インチ~55インチ ディスプレイ
■ aeroTAP 3D USB GS カメラ (大画面に対応可能)
7インチ~120インチ ディスプレイ (カメラからの距離最大2Mの空間)
曲面スクリーン、シリンダースクリーンに対応
■ フラットスクリーンだけでなく、曲面、円筒スクリーンにも対応可能 ( 下図黄色面が仮想タッチスクリーン、青面はホバー面を設定した例)
>> 仮想タッチスクリーンについて
aeroTAP (エアロタップ) 空間 3D インターフェイス
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空中映像の直感的に没入感を持って操作するためのインターフェイスです。
MIRAI BAR 社のMIRAI PIX 空中ディスプレイ に対応して設計されました。空中映像を邪魔することなく操作できます。
特徴:
■ 空中に映る3D映像の直感的な操作
空中3D映像を持ったように操作
■ 手のひらを使ったコテンツを見ながらの直感的操作
操作時に視界を遮らない
両手を使った持っているような感覚での操作
片手でのドラッグ操作
従来型の指先操作、2本指操作、仮想ボタン、ジェスチャー
その他製品開発のお問い合わせ
■ タッチレスインターフェイス技術を使った各種コンテンツの開発 も承っています。
aeroTAP 空間 3D インターフェイス カタログ (日本語 PDF)
aeroTAP (エアロタップ) 人感センサー
aeroTAP evoは、人感センサーとしても利用できます。
HumanSenseアプリのお問い合わせ
aeroTAP evo API を使った、HumanSenceアプリケーションでは、プレゼンテーションを行うために人が近づくとブラウザや、PowerPointなどのアプリを起動して、プレゼンテーションをタッチレスで始めることができます。
アイドル中には、任意の動画PVを再生します。
>> 人物カウント/行動検出アプリのお問い合わせ
aeroTAP 3D USBカメラを使って、人物数の出入りカウント(バーチャルゲートウェイ)、空間センサー(特定の空間に触れた)、物体が無くなった/入ったなどを検出することができます。セキュリティとして、また見守りセンサーとして利用が可能です。
その他製品開発のお問い合わせ
■ aeroTAP 3D USBカメラを使った各種コンテンツの開発 も承っています。
aeroTAP (エアロタップ) 利用ターゲット
タッチレス技術は、様々な産業に関わる技術です。弊社の技術を様々なな方面で利用する機会を探しています。
■ 先端医療現場 では、デジタル情報が活用され、情報の共有が重要になります。外科手術室のコンピューターを術者が直接アクセスすることを可能にします。
>> 医療現場での実例を見る
■ 工場やプラント では、作業者が汚れた手袋のままコンピューターをアクセスしたり、コンピュータースペースを無くしたり(モニターのみ)することが可能です。
■ デジタルサイネージ、Kiosk端末 、ベンディングマシン では、公共の場所で多くの人がアクセスする端末を、クリーンに保つには、タッチレスインターフェイスが必要になります。
■ デジタルサイネージ では、ミラーディスプレイ、ホログラムなど最新の技術を使った出力方法を採用し、タッチレスでそれらをインタラクティブにすることを可能にします。
>> デジタルサイネージでの実例を見る
■ 自動ドア、セキュリティドア をタッチレスで操作して、秘密裏に開閉することを可能にします。
■ 空中映像、立体ホログラム映像 のタッチレス操作を可能にします。
■ aeroTAP 手のひらトラッキングエンジン を実装することで、新しいスマートデバイスを開発することを可能にします。
タッチレス化製品開発のお問い合わせ
■ aeroTAP を使ったタッチレス コンテンツの開発 も承っています。
aeroTAP 3D USB カメラ (ステレオ ビジョン方式 3Dセンサー )
ステレオビジョン方式の 3D センサーでは、深度計算、カラー画像と深度画像との同期とマッピング処理がモジュール内蔵の IC チップで処理されるため、CPU への負担がなく、シンプルな機構で構成できます。USB 2.0/3.0 パスパワーで接続が可能です。複数のセンサーを同時に接続することが可能です。
aeroTAP 3D USB カメラのステレオビジョン方式では、左右2つのカメラが完全に同期して撮像が行われ、深度マップを計算します。結果、深度画像とカラー画像も完全に同期し、深度画像とカラー画像のマッピング結果が得られます。
特徴: aeroTAP 3D USB G2カメラは、QVGAでの深度マップをサポートします。USB2.0やCPU性能の低いコンピュータやSBCでのリアルタイム3D処理を可能にします。3cmベースラインのステレオビジョンでは、近距離 50cm程度での3D計測で高精度な結果が得られます。
特徴: aeroTAP 3D USB G2カメラは、他社性3DセンサーのようにホストPC側のCPUやGPU使ってPostProcess(3Dデータの整形処理)を行うことなく、直接RAWデータを取得することができます。つまり、ある程度の性能のPC( Intel Core i5)であれば、aeroTAP 3Dカメラを複数台接続して処理することができます。
複数の3Dカメラを使うことで、ある物体を認識する際にオクリュージョン(影)を消すことが可能になり、より物体を正確に認識することが可能になります。
弊社は、外科手術中の臓器をリアルタイムで3D計測するめに2台のカメラを利用した実例 もあります。
aeroTAP 3D USB カメラ 日本語版カタログ
応用例 - 深度画像によるオブジェクト追跡
aeroTAP 3D USB カメラ ライブラリ(Windows OS) を提供します。USB 2.0 で利用でき、かつ深度画像640x480を 30 FPS で出力可能 2.5m以内にあるオブジェクトの矩形と重心位置(x,y,z)、および先端位置(x,y,z)を 60FPS でリアルタイムで計測できます。
50cm以内のオブジェクトは、さらに詳細な矩形と重心位置(x,y,z)および先端位置(x,y,z)を 60FPS リアルタイムで計測できます。
応用例 - 3D点群処理
aeroTAP 3D USB カメラからのカラー画像と、深度画像を取り込み、3D点群処理が簡単に行えます。 直接入手した深度画像からノイズを除去し 3D 表示
開発環境について
既存のアプリケーションをタッチレス化するには、aeroTAP evo (無料)を使えば、変更することなくタッチレス操作が可能になります。
aeroTAP 3D カメラを使った独自アプリケーションの開発は、aeroTAP SDK(無料) をご利用ください。
OpenNI2 互換のアプリケーションには、aeroTAP OpenNI2ドライバ(無料) をご利用ください。
アバターなどスケルトントラッキングには、NuiTrack for aeroTAP(エアロタップ) をご利用ください。
Linux( Ubuntu, Raspberry Pi2/3 )では、Linux SDK をご利用ください。
>> 開発環境について